ABOUT
プロジェクト概要
“シャスタの先住民たちと
「地球の水への祈り」を取り戻す”
大切な 「地球への祈り」 を続けてきた先住民たちの、新たな挑戦を応援するため、祈りとギフトを届けたい!
Winnemen Wintu Tribe
先住民族である彼らの生活の中心は祈りにあります
古来、人間が大地と繋がり、その営みの一部であったころ
人間も、すべてのものとの調和と循環の中にいました
聖なるシャスタ山麓には、彼らが大切にしてきた土地と水源があります
彼らは 水の惑星 である地球において
そのすべての源である 水 への感謝の祈りを
古代から変わらず捧げ続けてきた、その叡智を伝える存在です
しかし、そんな彼らがこの数百年の間 直面してきたのは、
自分たちの富や繁栄を手に入れるため、土地に根付いた彼らを排除し、征服しようとした人々からの略奪の歴史でした
土地を所有せず、そこでとれたものを享受し、
すべてを与えてくれる自然に感謝して生きていた彼らは、
あとからきた人々に、その土地の所有者として認められず、先祖代々大切にしてきた土地から引き離され、子どもたちは強制的に寄宿学校に連れて行かれ、文化や言語を奪われ、違う価値観を植え付けられました
そうして先住民としての生き方を脅かされてきました
その上、大切にしていた土地は汚染され、聖地にはダムが建設されて、彼らが神聖な存在として何よりも大切にしてきたサーモンは戻ってこなくなりました
先住民たちの多くが先の見えない生活を送る中、
アルコールやドラッグに逃避することよって、よりトラウマを強めるという悪循環に陥って行きました
ウィネメンの人々もその全てを経験しました
そんな中にあって彼らは痛みから逃げるのではなく、
必ずセレモニーをやる
ということによって傷を癒やし、部族全体のヒーリングをし続けてきました
そうすることによってスピリットを健全に保ち、
自分たちが何者か、人間として大切にすべきことは何かを見失わずに生きて来られたと言います
Message
彼らが受け取ったメッセージ
ある日、ウィネメンの酋長・カーリーンが泉のほとりでセレモニーを終えた後、水のスピリットが現れました
一緒にいた部族の人々もじっと見守る中、その水のスピリットは
『疲れた』
と伝えて来たのです
それは次のような内容でした
『人々が聖なる火を灯さなくなったことに、疲れた。
水を聖なるものとして扱わなくなったことにも、疲れた。
今、起こるはずのないところでの洪水、山火事、干ばつが増えているのは
祈りが足りないせいである。
そのせいで、もともといくはずのないところへと、火がいってしまっている』
『あたらしい祈りの形を始めなさい。
祈りが足りない。
もっとそのことを人々に伝えなさい。』
そのメッセージを受け取った彼らは周囲の部族へも呼びかけ、
新しい祈りの形を作るために動きました
これまでの伝統的な儀式に加え、
受け取ったインスピレーションによって新しいダンスが生まれ、
祈りは深くなってゆきました
同じ先住民族の間ですら、最初はなかなか理解されなかったものの
徐々に周囲の部族の間にも理解者や協力者が生まれ、
応援する人たちが増えてゆきました
Next
これから
そんな彼らが今
先祖代々大切にしてきた土地を買い戻し
祈りを中心に置いた新しいエコビレッジを創る
という目標のために動き始めています
彼らと祈りによって繋がった私たちは、
時に一緒に部族の主食であるドングリを拾ったり、時に一緒に聖地を掃除したりしながら、彼らが直面している課題についてたくさん話を聞きました
部族の人々が、聖地を守るためにダム建設の反対運動をしたことで政府からの迫害が強まり、経済的にもかなり厳しい状況に置かれてきたこと、その中で地球のための祈りを続けるのは命懸けだったことを知りました
そんな中でも、祈りを続けてきてくれた彼らのスピリットに感動し、
感謝の気持ちが溢れました
彼らの夢は、離れ離れになって暮らしている部族の人々が、再び彼らの土地に戻ってくることでした
そのために、その土地の中で経済的な循環を作り出そうと、10年以上の時間をかけて、新しいエコビレッジを創る構想を練っていました
そして、その中心となるのが「祈りの場」の建設でした
努力が実り、土地や祈りの場を作る資金の目処は立ったものの、依然として部族の多くの人々の生活は厳しいままで、目の前の問題に追われ、「祈りの場」を共に作ることに気持ちを向けることが難しい現状があります
たとえ資金が集まって建物が完成しても、部族の人たちの気持ちが一つになり、祈りに向かえなければ、何の意味もないと彼らは言います
彼らにとって大切なタイミングで出逢ったことに意味を感じ、
今、私たちにできることは何だろうかと対話を重ねました
そうして行き着いたのが
彼らの念願だった「給水車」をプレゼントすることでした
本来の地球での在り方
人としての生き方
祈りを中心に置いた
地球と調和した日常を取り戻してゆくことが
私たちにとっても必要不可欠なことであり
彼らの創る新しいエコビレッジが
これからの地球における大切な聖地であるとともに
人々にこれからの生き方を示す大切な場所となるでしょう
そして今、彼らを助けることは
この同じ星に住まう
家族を助けることだと感じています
みんなの祈りを乗せた「給水車」で
部族の人々が経済的にも精神的にも潤う循環を作り出し、
祈りに向かう環境づくりをサポートします
2023年6月30日をもちまして、
クラウドファンディングは終了いたしました。
多くの方々からご支援をいただき、改めてお礼申し上げます。
シャスタへのご支援、またアスカワールドへのご支援も引き続き受け付けております。活動にご賛同いただける方は、以下よりご支援をいただけると幸いです。
< シャスタへのご支援 >
GMOあおぞらネット銀行(0310)
法人第二営業部
普通 1510767
一般社団法人アスカワールドPJ1
< アスカワールドへのご支援 >
アスカワールドHP ードネーションー
ここからの地球をどうしていくか
今、ひとりひとりの選択が問われています
大切なものが失われゆくのを見ているだけなのか
現実を知り、それをきっかけに行動していくのか
今回の出逢いが、多くの人にとって
生き方を変える契機となりますように
そう私たちは願い、行動しています
Families
賛同くださる皆様からの言葉
奈良 裕之
Nara Yuji
音霊演奏家/北海道・釧路出身。民族楽器を即興で奏でる独自のスタイルで、国内各地だけでなく海外でも幅広く活躍。「地球交響曲第6番」出演。
シャスタとも縁の深い私にとっては、あの場所が、地球における象徴的な、大切なメッセージを伝えてくれる場所だということがよくわかります。
自然への畏敬の念を忘れなかった先住民の人たちが、水や火や、樹々や石といった自然をどのように扱ったのか。どのように毎日の暮らしを営んできたのか。それから私たちは大いに学ぶものがあるでしょう。今、私たち一人一人が、自分たちがどう生きるのか、選択すべき最後の時が来ています。
喜納 昌吉
Kina Shokichi
音楽家、平和活動家、政治家/米軍占領下の沖縄コザ市出身。琉球民謡を現代風にアレンジしたウチナー・ポップを確立。元参議院議員、元民主党沖縄県総支部連合会代表。
我が琉球では、火と水は、魂を作るものとして非常に大切にされています。水無くして祈りはできず、火無くして祈りはありません。私たちは、その火の性質と、水の性質を人類が理解した時に、本当の意味での命の有り難さを知ることになると思っています。シャスタの水での祈りのプロジェクトの成功をお祈りし、沖縄から感謝を送ります。
工藤シンク
Sync. Kudo
アーティスト・エコビレッジ サイハテ発起人/人々の意識のアップデートを促すべくあらゆる表現を探求するアーティスト。現在は『日本中に村をつくり、繋げ、解放する』ために奔走中
世界中の〝先住民〟とよばれる人々たちを『前時代の生き方をする、保護すべき人々』とみるむきは、正解であり間違いです。〝グローバリズム〟のもと我々が捨て忘れようとしてきたことにこそ、実は地球人類共通の根元であり本質があるからです。
このプロジェクトにより、世界で最も有名な部族である〝ネイティヴアメリカン〟の聖地から、本質かつ最先端のライフスタイルが実現し拡がっていくならば、、、改めて地球人類の指針となる心や文化が再出発できる! と信じています。
それが『本質と未来を見失った』僕ら自身の生き方を救ってくれる一手にもなるのだと確信しています。
Sei Bond
Sei Bond
新世界クリエイター集団The Migrator発起人・CGアニメーター/LAにて20年近くApple社の映像制作に関わり、2021年エミー賞モーションデザイン部門を受賞。現在はハワイ島に移住、ノースコハラにエコビレッジWanomuraをスタートさせる。
僕や皆さんが感じているこの大きな時代の転換期は、母なる地球における破壊的な物資主義社会の終焉を示唆し、Pomをはじめ彼らのようなネイティブな部族たちが今まで大事に護ってきた思想、文化伝統、自然との関わり方と、最先端のあらゆる学問、テクノロジーとの統合によって人々がより地球、自然と一体化した新しい世界を創造していくフェーズへと移行したことを意味していると感じています。
私たち日本人は元々この母なる地球を畏れ敬い、祈りをもって自然と共生してきました。同じ意識を共有する地球家族として彼らと共に創造していくこれからの世界にワクワクしています。
シャスタから始める「水を繋ぐ祈り」について
シャスタとロシアのアルタイが繋がる
ASKAプロジェクトで今年3月、ロシアのアルタイに行った時に出逢ったシャーマンDanilさん。
彼とカリフォルニアの部族、ウィネメン・ウィントゥとの出会いは、世界の先住民族の問題を扱った国際的な映画製作者であるトビー・マクラウド氏に紹介されたことがきっかけだったそうです。
彼とトビー氏は、ロシアのアルタイの先住民族の問題に関する映画 (「Standing on Sacred Ground」) を制作していました。
この映画制作の一環として、彼らはこの部族の指導者であるカリーン・シスクに出会います。彼女は神聖な山・シャスタを強い意志で護っていました。
カリーンは、クリステンセン財団が支援し、タマルプライス財団が継続する「ビッグ ファイアー」セレモニーの参加者の 1 人でした。
このセレモニーのプロジェクト は、2009 年から 2014 年の4年をかけて行われました。セレモニーを通じてシャスタ山とアルタイのウチエンメク山を繋ぎ、そしてこの二つの水源を繋ぐことができました。
そのDanilさんから今回、アルタイの水をシャスタに繋いで欲しいと託され、4月29日に現地で祈るために持って行きます。
Danil Mamyev
ロシア・アルタイ出身の活動家/環境分野と先住民族について30年以上にわたり活動し、自然公園の認定等に関与。アルタイの伝統的な知識と信念について伝える機関を設立。著書多数。
今、シャスタとアルタイのウチエンメク山ははツインとなる存在となっています。困難な時期に常にお互いを助ける準備ができています。
ウィネメンの持つ回復力は、ロシアのスピリチュアルな聖地でもある、自然遺産の保護の良い例であると私たちは考えています。
そして、私たちの国同士は政治的に対立していますが、私たちの関係はそれに影響を受けることはありません。私たちの文化的価値観が共通しているように、先住民として私たちは常に繋がっています。ウィネメンへのサポートを心から願っています!!