【 大切なこと 】
一橋大学で国際協力について教えているSumie Nakayaさんにインタビューしてきました。
すみえさんは、国連本部の職員として最前線で活躍してきた人。 主な担当は東スーダンの平和維持活動(PKO)で、本当に何もない現場に派遣され、紛争解決のために各国から派遣された要員(日本からだと自衛隊)を調整し、その場所に必要な支援や保護を担当してきたそうで、今回、そのリアルな話も時間を取ってお聴きすることができました。
大学卒業後、難民支援のNGOの職員から始まって、現場に出て叩き上げで必要な力を身に付け、その中で博士課程まで取得して、国連本部の仕事に就いたという、粘り強く突破力のある女性。日本人ではそう何人もいない人材。
「国連でいい仕事をすれば、世界は良くなるはずだ」と信じ、夢中になって仕事をしていたものの、10年ほど前から、いくら頑張っても理想としている世界には辿り着けないのではないか、何かが違う、という感覚が芽生え始めたと言います。
それは世界が複雑になり過ぎたから。
「紛争」はもう「国家とその挑戦者」という枠組みに収まらず、 民兵、傭兵、準軍事組織、過激派、犯罪ネットワークなどによる争奪戦となり、それぞれが外からの支援を受けた代理戦争と化しています。
そもそもの「国家」という枠組み自体を問い直し、本当の平和とは?を突き詰めていった結果、「縄文」というキーワードにたどり着いたというすみえさん。
彼女がそこに何を感じ、どう世界を見ているのか。
大きなテーマを軽やかにクスクス笑いながら紐解いてゆくすみえさんの話は、とっても共感でき、3時間があっという間に過ぎました。
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志をともにする彼女と出逢った「Askaプロジェクト」は、宇宙からのメッセージを受け取り、それをもとに現実を動かしていく流れで始まりました。
最初は何がなんだか理解できないまま、しかしハートを突き動かす「とにかくこれは大切なことだ…!」という感覚だけを頼りに、完全に世の中がストップしていた時期に海外に飛んで行ったり、多くの人をオーガナイズしたり、多額の資金を集めたりしてきました。
いつも祈りとともにエネルギーが動き、新しい扉が開いた後に、「そういうことだったのか…!」と腑に落ちる答えがきます。
だから今、だから日本で、だからこれが大切なのか、と。
そうやって一つずつ、身体に染み込ませながら、水面下で動き続けてきたこの2年。
ようやく色々なことが有機的に繋がり、言語化していく時がきました。
自分の人生、心と身体、魂、存在すべてでもって喜びに包まれています。
Written by 風の民Sri Amrita
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